栓
先入観が
頭に栓をしている
新しくできた道の前で
疑いながら
足を止めしている
愚痴ばかりの口が
輝くはずの貴女の
邪魔をする
雲が色々な形に
見えたころは
知りたい欲望で
わくわくしていた
知れば知るほど
いやな事が付きまとい
少なくなってきた
人生なのに
頭の栓が
抜けないのだ
田んぼの一年へ